ルフナドゥールのフォントが完成しました

王国マハヴォーエの建国後に、スオリフィア教会のフーリカ語訳聖典や祈祷書のために開発され、現在でも同様に聖典や祈祷書の印刷や、この他では中世からマハヴォーエ王国軍などによって用いられている、アズィーラ文字のブラックレターである「ルフナドゥール」のフォントが完成しました。
そもそもアズィーラ文字は一般に表音文字、特に音素文字のアルファベットとして用いられる、エールフレットで現在最も使用されている文字であり、左から右、右から左、など様々な方向で書ける文字です。元来アズィーラ文字には大文字や小文字といった区別がありませんでしたが、この書体「ルフナドゥール」の開発時には、アリル文字・グラズリス文字や人類文字であるラテン文字の影響を受けて「大文字が開発」されました。ルフナドゥールはラテン文字のブラックレターである「テクストゥール」などの影響を大いに受けた字形をしており、また一部の文字にはアリル文字での字形などが採用されている、アズィーラ文字の変わった書体です。ルフナドゥールを用いたテキストでは、この大文字と小文字を合わせて用います。大文字は主に文頭や固有名詞の頭文字に置かれ、その他は小文字で記されるのが一般的です。今回制作されたフォントは、このアズィーラ文字に必要な字母・記号などをルフナドゥールでの字形で全て備えたものになります。
使用方法は簡単で、アズィーラ文字の各字母に相当するラテン文字のテキストに対して、このフォントを用いることによって、ルフナドゥールを表示することができます。