新年明けましておめでとうございます
親愛なる皆様
謹んで新年のお慶びを白し上げます。
「時は万物を癒す (Время лечит всё)」というロシアの古い諺がありますが、2024年を振り返りますと、まさに激動と変革の時が我々に多くの学びと成長を齎してくれました。当研究所では、AISAS公式ウェブサイト (当サイト) の運用開始、長年未解決であったエールフレットに於ける国際通貨「ニクロ」の価値の決定、そして永界図 (エールフレットの地図) の描画開始など、嘗てない挑戦の年となりました。「七度寸法を合わせて一度裁断せよ (Семь раз применрь, a один отрежь)」と謂う様に、念には念を入れて、何事も慎重な姿勢で我々は挑んできました。然し乍ら、CSDの公式ウェブサイトの開設など、当初の予定を大幅に遅れ、遂には2024年中の発表が出来なったこともありました。然しこれらの予定通りに運ばなかった物事も、「仕事は狼ではないから森へ逃げたりしない (Работа не волк, в лес не убежит)」、詰まりは急いてはことを仕損じるから、焦る事無く機が熟するのを待つのが良いと考え、過ぎ去ったことは過ぎ去ったこととして、日捲りのカレンダーから一枚取ってゴミ箱へ捨てる様に、忘却の内に投げ捨てて新たな心持で挑むのが最善です。また、古代ギリシアでは「中庸が最善 (μέτρον ἄριστον)」とも謂われ、何事も度を超えないようにすべきなのです。更には、失敗も成功も全ては「神の裁定」でありますから、全てを受け入れる姿勢が重要です。こうして新たな心持で新しき年を迎え入れました。
聖書の箴言にある「いかに幸いなことか 知恵に到達した人、英知を獲得した人は。」(箴言 3:13) という言葉の如く、我々は未知なる領域への探求を通じて、新たな知見と洞察を得ることができました。特に、エールフレットの未解決問題「エールフレットの形状問題」及び「エールフレットの時間問題」の考察が進んだことや、反陽子消滅エネルギーを組み込んだICFに関する物理学的研究では、従来の学術的枠組みを超えた発見がありました。
2025年は、これらの成果を更に発展させ、「温故知新」の精神で、伝統的な叡智と最新の科学技術を融合させた研究に邁進して参ります。先づ、我々は量子力学的アプローチによって、エールフレットの未解決問題の解決に挑みます。第二に、エールフレットの言語体系の構築と言語進化モデルを完成させ、エールフレットの言語の研究創作を発展させます。第三に、名ばかりになってしまっている「宇宙科学」の研究を推進し、天体観測会の定期開催や年内の宇宙科学プロジェクトでの成果発表を行えるよう努めます。
「千里の道も一歩から」と白しますが、我々は一歩一歩、着実に歩みを進めて参ります。今年も研究所一同、知の地平を広げるべく、情熱を持って研究・創作活動に取り組んで参る所存です。
皆様の変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2025年 1月1日
アリビナ宇宙科学研究所
所長 田上彩夏